金鉱株ハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)への投資を始めました。理由は、株価暴落リスクと北朝鮮リスクに伴う 円高影響を緩和するため。 また、暴騰による利益も狙っています。まあ、投資は自己責任でお願いします。
金鉱株投資を始める理由
金鉱株に投資を始める理由ですが、主に円高時のリスク緩和です。今回の騒動で改めて感じましたが、自分の投資先(資産)は円高に非常に弱いです。
主な投資先
・アメリカ株:仮に下落しなくても、USD→JPYの換金で損失⇒資産目減り
・勤め先:円高で業績悪化⇒給料減少。
リーマンショックからもわかるように、円高時に日本株は大きく下落します。特に製造業は為替で大きな痛手を受けるため株価の下落は避けられません。また、アメリカ株は仮に下落しなかったとしてもUSD建てで投資しているため日本円に換金した時、大きく資産が目減りしてしまいます。基本は長期投資予定ですが急にお金が必要になる可能性は否めません。
さらに言うと今勤めている会社もメーカーの宿命で円高時には業績が悪化します。そのため、ボーナス減少や残業規制が発生し給料も減る可能性が高いです。結構やばい。
そこで、円高時に逆に値上がりする銘柄への投資が重要であると考えました。
ドルと金は逆相関
ドルと金ETFのチャートを比較したものを下記に示します。概ね逆相関となっていることがわかると思います。ちなみに直近90日間の相関係数は-0.91。逆相関と言っていでしょう。
あくまで過去はこのような傾向を示していたというだけで未来を保証できませんが、金は限りある資源。この「有事の金」は当面続くと考えます。
しかし、ここで金の経費率の高さに気づきました。例えば、上記の金ETF(GLD)は経費率0.4%、配当は0です。他の投資先も大した差はありませんでした。経費を取られ続けるのは気分が良くないので金自体ではなく、配当金をもらえる金鉱株への投資を決めました。
投資先の金鉱株候補
他にも候補はあるかと思いますが、この5企業に目をつけて選定しました。
①バリック・ゴールド(ABX):PER8.82 利回り0.67% カナダ1位(世界1)
②ニューモント・マイニング(NEM):PER-43.63 利回り0.78% 米国1位(世界2)
③アングロ・ゴールド・アシャンティ(AU):PER-26 利回り0.96% 南アフリカ1位
④ゴールドフィールズ(GFI):PER37.36 利回り1.33% 南アフリカ 2位
⑤ハーモニー・ゴールド・マインズ(HMY):PER35.08 利回り3.21% 南アフリカ3位
購入した金鉱株はHMY
今回購入した金鉱株はハーモニー・ゴールド・マイニング(HMY)。南アフリカ第3位の金生産会社で主に金の採掘・探査、抽出、加工をしています。HMYは高コスト体質の企業だったそうです。しかし、最近は採掘する金の残土を極小化する努力で金の質向上と採掘コスト削減に取り組んでいるそうです。正攻法の進め方ですが、筋肉質な企業に向かっており期待できるのではと感じます。
時価総額世界一でPERも悪くないABXと悩みましたが、いつ起こるかわからない暴落待ちなら利回りの高いHMYにしようと考えました。また、企業活動はの他の指標も簡単に確認しましたが自己資本比率76%と高く、リスクは比較的低いと考えています。
Yahooファイナンス(米国)よりHMYの各指標抜粋
・PER:35.08
・PBR:0.41
・ROE :1.26%
・利回り:3.2%
・自己資本比率:76%
・時価総額:936M (USD)
ちなみにGLDに対して金鉱株の値動きは荒そうです。とことん下がっています。
購入した株数
ちょうど1000株。現在の株価と為替では、日本円にして約23万円です。
北朝鮮リスクが問題にならなければ値下がりして含み損が出る可能性は高いですが、宝くじ感覚で持ち続けようと思います。配当利回りは得られる見込みですし。