【投資】S&P500連動ETF、結局どれがいいのか(SPY,IVV,VOO)

「SPY」「IVV」「VOO」のどこに投資すべきか様々な人が検討したと思います。今回は、S&P500 ETF SPY、IVV、VOOの中でどこが個人投資家にとっての最適解か検討しました。 結論から言うとVOOであると考えます。考えの整理も兼ねて備忘録として残します。

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S&P500への投資

著名な投資家バフェットはS&P500インデックスファンドへの投資を進めています。

現金の10%を政府短期債で、残り90%はS&P500のインデックスファンドで運用するよう指示しました(超低コスト投信で知られるバンガード社の投信を勧めます)。こうした方針をとることにより、高額な手数料をとる運用者を抱えている他の投資家よりも、長期では優れた結果を残せると確信します。

 「バフェットからの手紙」でバフェットが妻への相続のために述べたとされる内容はとても有名です。この内容を知って、自分はS&P500への投資に興味を持ちました。

 

代表的なS&P500連動ETF

・米国ETF SPDR S&P500 ETF SPY

・米国ETF iシェアーズ・コア S&P 500 ETF IVV

・米国ETF バンガードS&P500ETF VOO

すべて米国ETFかつS&P500連動ですが会社が違うため3種類あります。選択肢が増えることはありがたいですが、どこに投資するか決める必要があります。

 

比較の観点

「①流動性の高さ」「②経費率の低さ」「③分配金利回りの高さ」で比較しました。また、それぞれの数字はSBI証券の2017.9.10現在の最新値を持ってきています。

 

流動性の高さ:SPYがダントツ1位

株式投資をする際の指標の一つとして流動性があります。流動性とは市場でどれくらい売買しているか。要するに自分が買いたい時に買えて、売りたい時に売れそうかという指標です。この流動性は主に出来高で判断されます。流動性は高いほど良い。

<出来高>

 SPY:63,832,825USD

 IVV:3,297,336USD

 VOO:1,896,853USD

3社のETFを比較するとSPYが一桁違うほど出来高が多いです。しかし、他の2社も十分流動性が高いため問題ない範囲だと思われます。特に個人投資家レベルでは関係ないです。

 

②経費率の低さ:僅差でVOOが1位

続いては投資家がみんな気にする経費率です。経費率とは手数料のようなもので、ETF保有し続けるだけで取られるコストです。もちろん、経費率は低い(安い)ほど良いです。

<経費率>

 SPY:0.09%

 IVV:0.05%

 VOO:0.04%

正直僅差ですがVOOの経費率が最も低いです。この経費率も各社の努力によって日々減っているようなので、1年後にはVOOとIVVの経費率は同列or逆転している可能性もあります。

 

③分配金利回りの高さ:僅差でSPYが1位

ETFは株の一種であるため分配金(配当)があります。分配金利回りは、現在の株価で1株購入するとどれくらいの分配金をもらえるか示す指標です。割安かどうかの指標の一つとしても使います。基本的に分配金利回りは高いほうが良いです。

<分配金>

 SPY:1.87%

 IVV:1.83%

 VOO:1.85%

この項目も僅差ですがSPYが1位となりました。正直、分配金利回りは日ごとばらつきが大きいため日によってこの順番は変わる可能性大です。

 

まとめ

流動性の高さ:SPYがダントツ1位 (SPY>>IVV>VOO)

②経費率の低さ:僅差でVOOが1位 (VOO>IVV>SPY)

③分配金利回りの高さ:僅差でSPYが1位 (SPY≧VOO≧IVV)

 

結論

冒頭でも書きましたが、個人投資家にはVOOがベストであると考えます。以下に理由をつづります。

 

前述の3社の比較から、有利な点(尖った所)のないIVVがまず候補から外れます。あとはSPYとVOOを比較するだけです。株価は瞬間的に変わるのでこの程度の「分配金利回りの差」は差がないと考えるのが妥当です。つまり流動性」と「経費率」のどちらを重要視するかで決めれば最適解が得られます。

 

一説によると流動性は投資資金の100倍程度以上あれば十分だといいます。したがって個人投資家が数十万、数百万の投資をするレベルではこの流動性の差は効いてきません。ゆえに、経費率(コスト)の最も低いVOOを選択することがベストだと導かれます。

 

2017.9.10時点の比較ではVOOがベストと判断しましたが最終的な判断基準である経費率の改定があった場合、この順位は変動する可能性があります。まあ、経費率が変わっても安いものが分かればそれがそのままベストでしょう。