論文やレポートを書く理系学生にオススメの本「理科系の作文技術」

本棚を整理していたら、研究室時代に非常にお世話になった本「理科系の作文技術」が出てきました。この本は論文やレポートを書く理系学生必読の本。あえて、"理系学生"に絞ったのは文系の論文をよく知らないためです・・が通じる所はあると思います。もちろん技術的なレポートを良く書く社会人にもおすすめです。

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 理科系の作文技術

理科系の作文技術 (中公新書) [ 木下是雄 ]

価格:756円
(2017/9/14 22:18時点)
感想(38件)

理科系の研究者や技術者、学生のために論文やレポートの書き方を具体的に指導してくれる本です。初出版は1981年。アマゾンランキングもチラ見しましたが、ベストセラー1位でした。不朽の名作ですね。

 

この本ではひらすら明快・簡潔な表現を追求しています。文章の構成から一文の書き方まで具体例を交えて説明しています。今も意識している技術を一部紹介。

 

今も意識している技術の一部

・一文は短く簡潔に

長い文はとかく読み返さないとわからいものになりがちだから、「短く、短く」という心得が強調されるのだと思う

この本を読んでから、短く簡潔な一文を書くように意識し始めました。

 

人のレポートや論文を読んでいると、何行にも渡る異常に長い一文を書く人がいます。そういう人は大体、文の頭とお尻で違う話をしています。あれ、その主張そっちに行っちゃうんだ、みたいな。一文を短くしてあげると、このような話のすり替わりも起きにくく、読み手に易しい文になると思います。

 

ちなみに短くって一体どれくらい?という疑問はあると思います。ある人の一文の目標文字数は平均50字だそうです。ただ、何事にも例外は存在するので、50文字以上がダメではありません。ですが、一分を長くすることでわかりやすい文を書く一助になるはずです。

 

・字面の白さ

これもこの本を読んでから少し意識しました。論文やレポートでは複雑な漢字が多くなりがちで、ページが漢字でびっしりになってしまいます。読み手もげんなり。そこで、適度に漢字を減らして字面を白くしてあげようという試みです。

例えば以下の例です。

 「R1に色々の値を与えた時の電源電圧V」

 「R1いろいろの値を与えたときの電源電圧V」

本来は長い文章の例でしたが、一文だけ引っ張ってきました。一文だけで比べると差がわかりにくいですが、文章を書くときは適度にひらがな(余白)を混ぜてあげると読者がうんざりしないよ、というお話です。

 

小手先の技術を少々ご紹介しましたが、本書では文章作成の準備作業から文章の組立、文構造の作り方など本当にためになる話ばかりです。ぜひ読んで欲しいおすすめ書籍です。